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確定拠出年金について本気出して考えてみた

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2016年5月に確定拠出年金法改正が行われ、2017年1月から20歳以上ならば、基本的に誰でも「確定拠出年金」に加入できるようになりました。

会社員にはあまり影響はない話なのかも知れませんが、話題になっているこの機会に「確定拠出年金」について本気出して考えてみます。

 確定拠出年金(401k)とは?

確定拠出年金とは、簡単に言うと自分自身で運用ができる年金です。
自身で投資先が選べる代わりに、運用次第では利益が大幅に出たり、逆に原本割れしてしまう可能性もあるのが特長です。厚生年金や国民年金とはまた別物なので、これらと並行して運用することが出来る年金となっています。

確定拠出年金の何がいいの?

確定拠出年金の一番のメリットは、税金が安くなる点がと思います。
まずは、拠出額(払った額)が全額控除されるという点で、拠出した分だけ住民税と所得税が安くなるんですね。
また、他の商品では運用時の利益には20%の税金がかかるものですが、確定拠出年金で運用して得た利益については20%の税金がかかってきません。儲けた分だけしっかりと受け取ることができます。
サラリーマンは、自動で税金が収められるのであまり意識しないかも知れませんが、税金が安くなるってのは、同じ金額稼ぐのと効果は同じなのでしっかりと意識していきたい点です。

確定拠出年金ポータルサイトで、年収400万円、毎月の拠出額が2万円、運用利益率3%でシミュレーションを行った所、年間で3万6千円の節税、37年間で130万円の節税になるとの結果になりました。

確定拠出年金のデメリットって?

魅力的な確定拠出年金ですが、デメリットももちろんあります。
ひとつは原則として60歳までは引き出せない点です。年金の特色を持った制度ですので当然といえば当然ですね。

ふたつめは、運用リスクが存在しているので受取額の変動があり、しっかりと勉強を行う必要がある点が、時間を使いたくないという人にはデメリットだと言えるでしょう。

途中でやめたらどうなるの?

原則60歳までは引き出せないというのは、60歳まで勤め上げる気がない自分としては気になる所です。拠出期間が3年以下などの条件を満たせば、例外として引き出せるみたいですが、基本的は途中で中止することは出来ません。その場合には掛け金をこれ以上拠出しないで、運用だけ行ってことになるみたいですね。 あくまで老後への備えだと割り切って、拠出額や運用を考えていく必要があるでしょう。

結局何に投資する?

私が勤める会社では、会社が準備しているものの中から運用先を選定するのですが、その中でも選定基準として①原本保証よりもある程度リスクを許容する②バランス型のものを選択する事を定めました。

若いうちに損していようとも、どうせ60歳まで引き出せないこと。また、気の長い話なので、あまり手間はかけたくありませんでした。そこで、長期的に色々な資産に分散して投資を行うという投資の基本を抑えることが、選定基準となっています。

あとは一年に一回位は運用の状況を見るくらいの手間しか、確定拠出年金にはかけないでしょう。すぐに効果が出来るような物ではありませんが、自分のお金が関わることなので、しっかりと考えて運用していきましょう。