【海外で大人気?】過労死さん人形から考える、日本人の見られ方
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日本語には世界共通言語として認識されている物が数多くあります。ツナーミ、ゲイシャー、フジヤーマ、ベントー、その他諸々、そして過労死もそのひとつ。
海外には、そんな過労死に関連するグッズやゲームなどがあったので、海外から見た日本人の見られ方を考えてみたいと思います。
Karoshi-san(過労死さん)人形
私、こういった者でして。渡されたのは、過労死さんを名乗る人の名刺、そこには彼の死因が働きすぎである事が書いてありました。
さすがアメリカ、ブラックユーモアに富んでますね。正確には名刺ではなく、死亡証明書ですが細かい事は置いておきましょう。
海外からみた時の過労死のイメージは日本と変わりないみたいです。過労死さん人形を発売している公式サイトの紹介文は以下となります。
過労死さんは、最近かなり荒れていました。 目を覚ます、仕事に行く、家に帰る、寝る、 目を覚ます、仕事に行く、家に帰る、寝る..何年も同じ事を繰り返しています。 親近感がわきませんか? 会社のために生きて、会社のために死ぬ、献身的な労働者です。
過労死=日本人ってイメージを持たれているのなら悲しいなぁ・・・
過労死なんてありえない?イギリスからみた日本の過労死
イギリスの人気放送局BBCが発信しているニュースで、「あなたは死ぬまで働く事ができますか?」なんてタイトルで過労死について取り上げられていました。
そこでの導入文は、
「働きすぎで死ぬ事は日本ではよくあるから、'働きすぎで死ぬ'事を指す言葉さえあるけど、そんなの物理的に可能なの?」です。
本文中には「都市伝説じゃないですよ?」など過労死なんてありえないwwwって雰囲気をプンプンさせています。
問題はハードワークではなく、オフィスにいる時間がただただ長いからでは?なんて本質的な突っ込みもされています。彼らの持つ日本人のイメージは、実態のそんなにかけ離れているわけでもなさそうです。
BBC - Capital - Can you work yourself to death?
ゲームもあるぞ、Karoshi(過労死)が海外では大人気?
海外の価値観からするとありえない過労死ですが、彼らからするとネタなのでしょう、過労死がゲーム化されちゃってます。
普通のゲームでは迫りくる敵から生き延びる事を目指しますが、Karoshi suicide salarymanは自分が死ぬとステージクリアになるゲームです。
(上記のステージだと針山の上に落ちればクリアとなり、主人公は肉片となります)
ちなみにサラリーマン(salary man)は、これまた日本から生まれた和製英語なので、ゲームの主人公もおそらく日本人なんでしょうね・・・
作者は外国の方ですが、日本のゲーム会社で働いていた経歴もあるようです。職場でこのアイディアが浮かんだのであれば、まぁなんともひどい労働環境の会社にいたのかもしれません。
日本から過労死なんてなくなって、死語になってくれれば嬉しいんですけどね。
それにしても、自殺するサラリーマンって流石にネーミング安直すぎません?ゲーム自体は面白いので一度試してみては?
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